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温泉医学Home (
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温泉医学index (
目次)
A 温泉研究 Balneology Research
Page 1
①
温泉の科学 Page 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,
②
温泉研究業績 Page 10, 11, 12 : 13, 14, 15, 16, 17,
18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27,
③
温泉学会の案内 Page 28, 29, 30,
④
温泉療法医 Page 31
⑤
温泉医学アルバム Page 32
B 温泉療法 Balneotherapy
Page 33
①
温泉療法の実際 Page 34
②
安全入浴法 Page 35
③
泉質について Page 36
④
美人の湯 Page 37
⑤
言い伝え Page 38
⑥
よくある質問 Page 39 : 40, 41, 42, 43, 44, 45, 46,
47, 48, 49, 50, 51, 52, 53, 54, 55,
56, 57, 58, 59, 60, 61, 62, 63, 64
21)酸性泉とアルカリ泉はどうしてできるの?
地下水がマグマで温められて地上に湧出して温泉となります。火山にある岩石はほとんどが酸性で、ガスも硫化水素など強い酸性ですので、これらの岩石を濾過され、ガスと接触してきた温泉水は酸性泉となります。
しかしアルカリ成分を含む石を通りぬけてきた温泉はアルカリ泉となります。
Page 60
マグマが冷却して固まった岩石が火成岩です。火成岩をつくっている造岩鉱物のほとんどが珪酸塩化合物です。火成岩には SiO2 が多量に含まれています。ほかにも Al2SO4, Fe2SO4, MgO, Na2O, K2O などがありますが、主役はやはり、二酸化珪素SiO2 です。
SiO2の重量百分率によって
酸性岩 :流紋岩、石英斑岩、花崗岩
中性岩 :安山岩、ヒン岩、閃緑岩
塩基性岩:玄武岩、輝緑岩、斑レイ岩
に分類されています。
マグマには多量のガスが含まれていて、火山ガスとして地表に噴出します。火山ガスの90%以上は水蒸気ですが、硫化水素 H2S, 二酸化硫黄 SO2, 二酸化炭素 CO2 なども含まれています。これらはすべて酸性のガスです。