★Internet Explore用ページ
Page 49
道案内 :
温泉医学Home (
表紙)
温泉医学index (
目次)
A 温泉研究 Balneology Research
Page 1
①
温泉の科学 Page 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,
②
温泉研究業績 Page 10, 11, 12 : 13, 14, 15, 16, 17, 18,
19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27,
③
温泉学会の案内 Page 28, 29, 30,
④
温泉療法医 Page 31
⑤
温泉医学アルバム Page 32
B 温泉療法 Balneotherapy
Page 33
①
温泉療法の実際 Page 34
②
安全入浴法 Page 35
③
泉質について Page 36
④
美人の湯 Page 37
⑤
言い伝え Page 38
⑥
よくある質問 Page 39, 40, 41, 42, 43, 44, 45, 46, 47, 48,
49, 50, 51, 52, 53, 54, 55, 56, 57, 58, 59, 60, 61, 62, 63, 64
10)朝風呂は体にいいのですか?
とんでもない、今すぐやめましょう。
私達の調査では温泉地での発病は、到着後の夕方と翌日未明に多くなってます。到着後は疲労が最大に達して、あるいは熱湯で血栓形成傾向が強まっての発病と思われます。未明は温泉浴や飲酒により利尿がついて脱水状態となるからと考えられます。
特に明け方は「自律神経の嵐」と呼ばれるように、体が睡眠から覚醒への準備をするため内分泌系、自律神経系が激動します。
血圧、脈拍、呼吸数、体温は上昇し、コルチゾール分泌、血液粘度は増加し、さらに心臓の冠動脈の緊張は低下してーーー、とまさに嵐のような変化が起きています。
早朝未明は最も生体にとって弱い時間帯で、多くの病気がこの時間帯に好発します。明け方や未明に起こされると体調が1日中悪くなることは誰しも経験があると思います。
こんな危険な時間帯にわざわざ入浴しようというのは自殺行為に等しいと思ってください。
私達が群馬大学草津分院に勤務していた頃は、明け方になると多くの観光客が救急車で搬送されてきました。また未明に温泉に浮かんでいるところを発見され検死を依頼されたこともよくありました。あんな悲しい光景は繰り返されて欲しくないです。
朝風呂はやめましょう!!
入浴は一人でなく連れ立って行きましょう!!
特に飲酒翌朝、到着翌朝の入浴は絶対にやめましょう!!